漆喰初心者の底力

昨今の世界情勢から日本製を見直しています

漆喰とは何か?メリットやデメリット、施工事例を教えます

漆喰とは?

 

漆喰は、水、消石灰、セメントなどの結合剤、および漆喰の特性を改善するための添加物などを加えて作られる、汎用性の高い建築材料です。

 

古くから古民家や住宅の壁や天井などに塗って、それらを滑らかで長持ちする仕上がりにするために利用されています。

 

漆喰の歴史は古く、耐火性や調湿性に優れていることから、日本では古くは江戸時代からお城や住宅に使うなど、建築業界では広く重宝されてきました。

 

漆喰を壁や天井、外壁に塗ることで、塗装や装飾が容易になり、空間全体の外観や機能性を高めることができます。

 

今回はそんな漆喰について、漆喰を使うメリットやデメリット、漆喰を使った施工事例、漆喰を使う際の注意点をまとめたのでご覧ください。

 

漆喰についてより詳しく知りたい方は、こちらの漆喰とは?をご覧ください。

 

漆喰を使うメリットとデメリットとは?

 

漆喰は様々なメリット・デメリットがある人気の建材です。ではこれからそれらを詳しく見ていきましょう。

 

漆喰を使うメリット

 

1.漆喰は費用対効果に優れている

 

無いより漆喰は耐久性という面については、壁紙とかペンキなどの塗料と比べると圧倒的に優れています。

そのため、地震などが起きてもしっかりと壁が家を支えてくれるため、倒壊の危険性が少ないことで有名です。

 

2.漆喰を塗った壁は耐火性が高くなる

 

そもそもの話、漆喰は建築基準法では不燃材とされています。これは漆喰風〇〇などと違って、本来の漆喰のことです。

漆喰を壁に塗るとその部分の防火性が優れているため、火事になっても家の中が燃えづらく、有毒なガスもでにくためです。その点ではビニールクロスは燃えやすく、化学物質が出る建材と比べると漆喰は有利です。



3.漆喰はデザイン性が高い

 

漆喰を塗った壁の特徴としては、ペンキで塗った壁やビニールクロスと違って、凹凸の模様が壁に付けられる点です。

 

そのため、施工する人のセンスによって様々な塗装や装飾を壁に施すことができます。

 

4.漆喰は空気を浄化する作用がある

 

漆喰には消臭性や湿度を調整したり、空気中にあるウィルスに対して抗菌作用を及ぼすことが確認されています。

 

そのため漆喰は、天然素材でできた空気清浄機とも言われています。

 

なおこれは天然の自然素材100%でできた漆喰だけが提供できるメリットのため、F⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎(エフフォースター)といった化学物質が微量でも入っている漆喰では提供メリットになるので注意が必要です。

 

漆喰を使うデメリット

 

1.漆喰は耐久性に乏しい

 

先ほど漆喰は地震などが起きても家が崩れづらいとは言いましたが、その反面漆喰を塗った壁は、ひび割れがしやすかったり、人がぶつかると傷ついたりするため、その点で耐久性が低いということがいえます。

 

なおこの点をカバーするために、漆喰を作っているメーカーや各社は、もし万が一ひび割れをしたり、壁に傷がついた場合の補修方法を提供しているため、この点についてはあまりデメリットとしては強くは無いかもしれません。

 

2.壁についた汚れが落ちづらい

 

先程の耐久性と少し似ているかもしれませんが、漆喰を塗った壁についた汚れは、通常のビニールクロスやペンキを塗った壁と比べると落ちづらいのが特徴です。

 

そのため場合によっては汚れた部分を消すために、もう一度漆喰を塗らないといけないため、その点で漆喰はメンテナンス性が悪いといえます。

 

しかしこれも先ほどと同様に、各社共にメンテナンスがしやすい商品を販売していたり、施工する業者によっては普通に数年間の保証をつけて、その中で汚れやひび割れなどを対応してくれる場合があるため、一概にデメリットとは言えないものです。

 

が、しかし一度塗った壁を補修しなければならない点では、面倒臭い点でもあります。

 

3.漆喰は湿度コントロールが苦手

 

漆喰は珪藻土と比べると湿気を吸う壁ではないため、へそと比べるとからっとした空気感やなりづらいデメリットがあります。

 

ただし、ロハスウォール社で売っている「高級カキ漆喰」という、牡蛎の貝殻を粉末状にして漆喰と混ぜ合わせできた漆喰は、牡蠣の貝殻が湿気を吸収してくれるため、珪藻土に近いレベルの調湿性を持った漆喰をした有名です。

 

このように漆喰には、手頃な価格、デザインの多様性、耐火性などの利点がある一方で、ひび割れの可能性あったり、耐久性の問題、湿度の高い環境での制限などの欠点もあります。

 

しかし日本にある漆喰メーカーは、各社努力をしてこれらの欠点を補う商品を作っています。

 

では実際にどのような商品があるのか?ご覧ください。

漆喰の種類

日本には複数の漆喰の種類があります。

 

今回はできるだけプロの目線で集めた漆喰について、代表的なものをご紹介します。

うまくぬれ〜る

どういった漆喰か?

ほとんどの壁の下地に塗ることができる漆喰です。

 

すでに練られているので、開封したらすぐに壁壁に乗ることができる漆喰です。

 

漆喰が入っているパッケージが、プラスチックバケツに入っているので開封してすぐに使うことができますし、容器の廃棄がしやすいのが特徴です。

うまくぬれ〜るの漆喰を使うメリット 

うまくぬれ〜るの漆喰は、全国どこのホームセンターでも売っているため、買いやすく、足りない場合もすぐに買うことができるのがメリットです。

うまくぬれ〜るの漆喰のデメリット

うまくぬ〜るの漆喰には、原料に化学物質が含まれており、人によっては匂いや触った感触が好みではないという事例が確認されています。

その点が唯一のデメリットかもしれません。

ロハスウォール高級カキ漆喰

ロハスウォール高級カキ漆喰の特徴

牡蠣の殻を微細に粉砕して入っているため表面が滑らかになるという特徴のある漆喰です。岡山県産のまた、自然素材100%という特徴があります。 

ロハスウォール高級カキ漆喰を使うメリット

漆喰を塗る壁を平な仕上げにできるので、昔の漆喰壁をオマージュした壁にDIYですることができ和風や和モダンの家に合わせやすい素材です。

また自然素材ということもあり体に優しいことも上げられます。

ロハスウォール高級カキ漆喰を使うデメリット

漆喰に牡蠣の殻が入っている分塗る前に水を入れて硬さ調整をする作業が必要です。

このような扱いが必要な分、手軽にやりたいDIYの方では面倒に感じる方もいます。

スイス漆喰(カルクウォール

スイス漆喰の特徴

スイスのメーカーが作る漆喰です。

目の荒さの種類が豊富で、下塗りはローラーで塗ります。粘り気がないという特徴があるので独特の感触があります。

スイス漆喰を使うメリット

凹凸の模様を入れた仕上がりになるので、壁をヨーロッパテイストの模様にすることができます。

スイス漆喰のデメリット

平らな仕上げが苦手な漆喰です。また、漆喰の原料に化学物質が含まれており、人によっては匂いや触った感触で好みが分れるとされています。

大和漆喰

大和漆喰の特徴

粉末状で売られている漆喰です。繊維材が多く含まれるため漆喰成分の割合が少ないのが特徴です。

大和漆喰を使うメリット

安い!コスパ優先の方に向いています。大和漆喰は繊維材が漆喰素材よりも多く入った漆喰のため、外壁に塗る場合に向いていると言われています。

大和漆喰を使うデメリット

漆喰の成分が少なく、繊維材が多く含まれるためDIYで塗るのは慣れが必要と言われています。

粉末から練る際に水分量の調整をミスすると強度が不足し、ひび割れし易くなり、壁から漆喰が剥離するなどのリスクが発生することがあります。

また、練る際に粉塵被害が発生するので、住宅街やマンションなどで大和漆喰を使って塗る際は、近隣との距離や場合によっては理事会の許可を取得する申請が必要な場合は多々あります。

これ以外にも複数の漆喰が日本では売られています。

詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。

漆喰の種類について詳しく調べたページ

漆喰を使った施工事例を紹介

リビングの壁に漆喰を塗った施工事例

引用元:http://www.isakan.jp

リビングの天井と壁といった内装に漆喰を塗った施工事例

引用元:https://www.house-prdc.info/wp/wp-content/uploads/plaster_1.jpg

中古マンションの壁に自然素材の漆喰を塗った施工事例

引用元:https://www.lohaswall.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/unnamed4.jpeg

中古の一軒家に自然素材の漆喰を全面に塗った施工事例

引用元:https://www.lohaswall.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/unnamed3.jpeg

スイス漆喰で寝室を塗った施工事例

引用元:https://www.yawata-sakan.com/manage/wp-content/uploads/2018/12/jirei-r15.jpg

漆喰を使って施工する際の注意点

漆喰で家を建てるとき、スムーズに安全に進めるためには、いくつかの注意点を守ることが大切です。ここでは、小学生にもわかるように説明した、簡単な4つの注意点を紹介します。

1.漆喰を塗るシミュレーションをする

漆喰は壁紙と違って、一度塗って乾いてしまうと直すことがとても難しい建材です。

そのため漆喰を塗る場合はどこを、どのように塗るのか?

といったイメージだったり、塗り方についてのシミュレーションなどをすることをお勧めします。

これをすることによっておおまかな工程がイメージできるため、漆喰を塗る際の失敗が少なくなり、施工をスムーズに進めることができます。

必ずどんなプロの左官さんでも、その日に塗る面積と漆喰の量などを計算して塗っていくため、必ず皆さんも漆喰を使って家を建てる際には、そのような計算を実施してください。

場合によっては、漆喰を塗るために家の工期を伸ばさないとダメになる場合があるので注意が必要です。

2.漆喰を塗る壁を確かめる

残念ながら漆喰はどの壁にも塗れる製品ではありません。

例外としてロハスウォールが販売している本格漆喰や、先ほど紹介した高級カキ漆喰に加えて、畑中産業が販売している大和漆喰などは、どんな壁にも塗ることができます。

しかし漆喰を塗る壁材によっては、事前に処理をしなければ漆喰を塗ることができないなど、普通の壁紙はペンキと比べると乗りづらい点があります。

そのため必ずロハスウォールや大和漆喰などの、塗る壁紙に依存しないし行くよー選んで塗ることがお勧めです。

3.必要な量だけ漆喰を買う

漆喰と言うのは開封してから数日で使えないものです。

例外としてロハスウォールで販売している本格漆喰や高級カキ漆喰は開封後1年間は持ちますが、1年以上経つとやはり塗ることができなくなってくるため廃棄する必要があります。

廃棄する場合も自治体によっては産業廃棄物になって、捨てるのにお金がかかるため、できるだけ必要な量だけを買うようにするのがおすすめです。

参考までに下記に漆喰を塗る面積と、それを購入する量を計算する式を用意したので、こちらで塗る面積を入れて計算をしてみてください。

なお漆喰を販売している各社では、それぞれに販売を計算したり、ホームページをご覧になったり実際に電話やメールで問い合わせて確認をしてください。

漆喰とは何か?のまとめ

漆喰は日本に古くからある建材で、天然の自然素材を使って作っているものから、化学物質などを添加したものもあります。

漆喰は建材として少しビニールクロス等の壁紙材と比べると高いですが、長い目で見ると身体や住空間としてのメリットが多いため、コスパや費用対効果を見るとメリットが多い建材です。

ぜひ一度、漆喰を無料で取り寄せられるようなサンプル請求をしているところや、実際に漆喰が塗れる教室などもあるため、興味がある方はそちらに足を運んでナマで漆喰に触れてみてください。

漆喰はおすすめなのか、身体に悪いのか

新築の家に遊びに行ったりすると、部屋に入った途端、目に違和感があったり、鼻水が出てきたり、頭痛がした。という経験はありませんか?それはシックハウスが原因かもしれません。部屋の塗装などに使われている素材によって、敏感な人は体が反応してしまいます。そこで今回は、魅力的な質感や機能性でよく選ばれる人気の漆喰が、体にどのような影響があるのかをご紹介していきたいと思います。


体に悪い漆喰は自然素材ではない漆喰 


漆喰には調湿、消臭などの効果があるというのは知られています。その反面、漆喰って体に悪いんじゃないの?と言われることもあります。これらの情報に間違いはありませんが、実は漆喰には大きく2つの種類があります。
消石灰+海藻糊+麻スサでできている自然の素材で作られている「漆喰」とは別に、「既調合漆喰」と言われるものがあります。
この既調合漆喰は様々なメーカーが作っており、種類も多く比較的安価に手に入る商品です。もしかするとこちらの方が一般的な漆喰と認知されているかも知れません。
既調合漆喰は、人工接着剤や合成樹脂などの石油系接着剤が使われていることが多く、有害物質が含まれているため、シックハウス症候群化学物質過敏症などの病気を引き起こす可能性があります。また、合成接着剤は20~30年程度で劣化しやすいという欠点があります。

せっかく漆喰を選んだのにも関わらず、既調合漆喰ですと体が悪くなる要素が多く、漆喰のメリットを消してしまいますのでお勧めはできません。        


漆喰の特徴を知らないとストレスで健康によくない


様々な素材の中から漆喰の良さを感じて、いざ部屋を塗ると決めても、そこからもう1つ決めないといけないことがあります。それはDIYをするか職人さんやリフォーム会社に依頼をするかです。ここでも多くの悩まされるポイントがあるのでご紹介します。


リフォーム店や職人の場合 


まず、漆喰を上手に塗れる職人が少ないです。ですので、依頼する際は職人との事前の打ち合わせを細部までしましょう。
可能であれば参考にしている写真を渡して、模様など細かい部分をすり合わせをすることをお勧めします。
そこまでしないと仕上がりが思ったイメージと違うため、壁を見るたびに嫌な気持ちになりますし、もしかするとひび割れしないか?など不安が大きくなりストレスを感じてしまうかも知れません。
また対応できる職人さんが少ないので、依頼してからすぐに施工が出来ない場合もあります。タイミングが悪いと数ヶ月待たされることもあり、なかなか思うように事が進まないということもよくありますので、DIYとはまた違う部分で苦労する事があります。


自分で塗る場合(DIY) 


これは漆喰に限ったことではありませんが、DIYの場合、事前に自分で色々調べた上で必要な用具を揃えたりと、準備の段階で大変です。
そして漆喰の場合、塗り方が非常に重要な部分になってきます。シンプルに塗るだけであれば比較的容易ですが、少し模様をつけたいなどする場合はコテを使って作業をしますが、当然難しい作業になります。
失敗が見つかると再度一面塗り直しになったり、天井や建具などある部分も難しく、想像している以上にストレスのかかる作業となりますので、事前に漆喰について理解することが重要です。

 

漆喰が体にいい理由 


本来の漆喰は、調湿、消臭効果など、体に良いというメリットが多くあります。

ビニールクロスや、接着剤入りの漆喰からは、ホルムアルデヒドなどの有機物によって、シックハウスと呼ばれる病気を引き起こします。
その為、新築やリフォーム後の家では、頭痛、ふらつき、疲労感、湿疹、のどの痛みなど、健康に関わるさまざまな症状を引き起こします。


その点、自然素材の漆喰では、シックハウス症候群の原因となる成分を含まず、むしろホルムアルデヒドを吸着・分解する能力があるため、大変有能な素材といえます。
さらに、カビ、菌、ウイルスの繁殖を防いだり、静電気がたまらないのでホコリも付着しにくいので、アレルギーなどを抑える効果もあり、快適な空間で生活ができます。

 


まとめ


今回は漆喰が体に悪いのか、いいのかについてご紹介させていただきました。本来の漆喰であれば、基本は体によく、メリットも多い素材です。しかし施工するのが大変で、対応できる職人さんも少ないので、クロスなどのように簡単にできるものではないのでストレスがかかります。
また何よりも、接着剤などが含まれている漆喰を選んでしまうと人体への悪影響がありますので、絶対に避けたいところではあります。本記事では、体に悪影響が出ないおすすめの漆喰をご紹介していますので、漆喰を検討されている方は参考にしてみてください。

 

漆喰のおすすめと口コミを紹介します

 

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漆喰でおすすめの家とデメリットのまとめ

家を建てるなら、外観や内装を自分好みに仕上げることが大切です。住宅を建てる際、古くから採用され、質感の良い漆喰に興味を持たれる方も多いのではないでしょうか。今回は、漆喰の家の特徴やデメリットについて詳しく解説します。漆喰の短所を理解して、あなたの理想の住まいを手に入れてみてはいかがでしょうか?


漆喰にはひび割れるデメリットがある


漆喰はその性質上、ひび割れを起こしやすいものです。
ひび割れの原因は、揺れや突風による反響と、乾燥による素材の収縮の2つです。

漆喰を作るときに、ツナギで繊維、樹脂系などの接着剤で強度を高めています。しかし、地震や乾燥収縮などの大きな力を受けると、どうしても割れが生じてしまいます。また、経年変化で漆喰の強度が低下している場合は、ひび割れが発生する可能性が高くなります。地震は避けられないものですが、万が一、ひび割れが生じると、急速に拡大し、雨漏りの原因になることもありますので、早急に修復する必要があります。
乾燥収縮亀裂が発生しやすい時期は、施工後1~3年という報告があります。


外壁に塗るデメリット


外壁を漆喰にしたいという方も非常に多いと思います。見た目もよく、調湿効果や消臭効果も期待できるので人気なのですがデメリットもあるので注意が必要です。


施工後は少し臭う


施工後、しばらくの間、漆喰の臭いがすることがあります。この独特の香りは、貝殻などが石化した石灰石と、粘性を高めるために添加された海藻からなる天然接着剤の組み合わせによるもので、これは一般的に、潮の香りのような独特の香りと表現されることがあります。接着剤が乾くと、その香りは完全に消えてしまうので、ご安心ください。


傷がつきやすい


漆喰は、石灰石を原料とした消石灰を使用します。この素材は傷がつきやすいので、施工業者を選ぶ際には、特に傷がつきにくい加工をしてくれるかどうかを考慮することが重要です。


値段が高い


漆喰は塗料を何度も塗り重ねて作るため、他の外壁材に比べて施工時間が長く、通常の塗料などに比べると材料費がかかります。。さらに作業工程も細かく技術もいる作業なので職人さんへ依頼する方もいます。その場合は施工費もかかるので想定以上の出費になる可能性があります。

 


天井に塗るデメリット


天井を漆喰にすることは部屋の雰囲気が一気に変わりますのでお勧めです。ただDIYは大変です。


準備が大変


天井を上向きに塗るので、漆喰がポタポタと落ちてきますので、顔や手足、服装や髪に漆喰の飛沫が付着します。またエアコン部分など難しい箇所もありますので養生もしっかりしないといけません。結局、準備する用具も多く、DIYで安くと思っていても意外と費用がかかってしまいます。


天井が心配になる


さらに、しっかりとコテで圧をかけて塗っていかないといけないので、壁に比べると大変な作業です。しっかりと濡れていなかったので、もし地震など起きたら天井が崩れたり、割れやひびなどが発生するのではないか?という不安な気持ちになったりもします。
実際には、天井が崩れるということは滅多にありません。

 


トイレに塗るデメリット


トイレの壁を漆喰にすることで調湿性能や消臭性能が期待できるメリットがあるのですが、デメリットもありますので、トレイを施工する前に理解しておくことが必要です。


トイレはスペースが限られているので、塗ったばかりの壁に触れないように注意して作業をしないといけません。また、十分に乾燥させると、気になる部分などが見えてきます。補修して最適な仕上がりにしようとすると、部分的な補修では目立ってしますので、全体を塗り直す必要があります。狭いからすぐに終わると安易に考えていると、思わぬ部分で時間がかかってしまうことがありますので集中して作業をする必要があります。

 


ホタテ漆喰デメリット


ホタテ漆喰は、その名の通り、炭酸カルシウムを含むホタテの貝殻から作られたものです。人体に優しく、無害な天然壁材です。ただ多くのホタテ漆喰は、刷毛やローラーで簡単に塗れるようにビニール系接着剤で補強されているので、本来の漆喰の良さが失われていることがあります。また、乾くまでは白い粉がふきやすく、臭いも気になるというデメリットがあります。また通常の漆喰に比べると価格が高いです。


おすすめの漆喰


今回は漆喰のさまざまなデメリットについてご紹介させて頂きました。壁、天井、トレイなど漆喰で施工することでフロアの雰囲気が一気に変わりますし、家の調湿や消臭効果などのメリットも多くあります。
また予算に余裕があるのであれば通常の漆喰ではなく、ホタテ漆喰もお勧めです。コチラの記事では、他にもおすすめの漆喰をご紹介しておりますので是非ご覧ください。

 

漆喰のおすすめと口コミを紹介します

 

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DIYでおすすめの漆喰について

古くから日本家屋の壁には、漆喰塗料が使われてきました。最近では、その漆喰で壁を塗ると、塗り方や塗料によってさまざまな表情を見せる漆喰は、部屋をおしゃれにアレンジできることで人気を集めています。


今回は、漆喰塗りの人気商品をまとめてご紹介します。

その前に、まずはDIYでの塗り方

最後に豊富な漆喰塗料の中から選び方を解説しますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてください。


漆喰DIYで失敗するケースとは


人気の漆喰DIYですが、最低限の基本の知識を持って行わないと失敗することが多々あります。そこでよくある失敗事例について紹介させて頂きます。

 


施工が難しい漆喰を選んでしまっている


漆喰の材料を選ぶ際には、すでに混ぜ合わされていて、そのまま塗れるものを選びましょう。漆喰の中には、粉状で販売されているものもあるので、水と混ぜ合わせないといけないものがあります。この混ぜ方は、料理などでの小麦粉を混ぜるの方法とは違いますので、手や泡立て器、ハンドミキサーではできません。石膏と水と糊を均一に混ぜるには、専用の高速撹拌機を使う必要があります。


施工に必要な道具が揃っていない


例えば、施工で利用しているコテは一般家庭にあるものではなく、専用のプラスチックコテとコテ板の併用をおすすめします。DIYを行う際には、作業を効率よく行うためのアイテムを揃えることが重要です。他の施工道具も、ありもので揃えるのではなく、漆喰専用の道具を選びましょう。


家や部屋を汚してしまう

せっかく部屋を綺麗に仕上げるつもりが、施工準備を行なったため、かえって部屋を汚してしまった。ということがあります。
そこで施工を始める前に、室内で壁に接している家具や物をすべて移動させる必要があります。サッシやコンセントなどに漆喰が付着していると、見た目が悪くなってしまうので、こうした漆喰を塗る必要のない部分には、あらかじめ養生という作業をしてカバーしておきましょう。気になる部分は新聞紙などでカバーし、周囲をきれいにすると仕上がりがぐっと良くなります。


また、作業を行う床面全体を覆うことも大切です。養生をしておけば、漆喰が落ちたり、漆喰の入った容器を倒したりしても床が汚れることはありません。


新聞紙やホームセンターで売っているようなビニールシートを敷いておくと、作業がしやすくなります。壁以外の塗る必要のない部分は、事前にしっかり養生しておきましょう。そうすることで、安心して作業することができます。

 


壁紙に漆喰DIYをする方法


ビニールクロスを使った壁紙は、20~30年前から広く普及し、今でも多くの家庭で使われている、ごく一般的な壁材です。この壁紙に目立った汚れや傷がなければ、"壁紙を剥がさずに漆喰を塗ることが出来ます。


基本は2度塗りで完了


1回目は壁紙が透けて見える程度に薄く塗ります。2回目の塗装は、1回目の塗装から約1~2時間後に行います。2回目は、1回目の表面が半乾き(手で触っても漆喰がつかない状態)になったら、1回目同様薄く塗っていきます。乾けばそれで完了となります。


注意点


壁紙が少し汚れている、剥がれている、剥がれが激しい、カビが発生しているなどの場合は、それぞれ対処した上で施工を開始します。また、紙や布を素材とした壁紙の場合、そのままでは漆喰が塗れないものがあります。その場合、壁紙をすべて剥がしてから施工を開始する必要があります。

 


砂壁に漆喰DIYをする方法


砂壁に塗装する前に、表面のほこりや汚れをきれいに落としてください。また、カビが発生している場合は、市販のカビ取り剤で表面をきれいにしてから施工してください。
経年劣化した砂壁の場合は、下地が剥がれている場合があります。下地にしっかり密着していない砂壁に漆喰を塗ると、水分を吸収して剥がれることがあります。
劣化が予想される砂壁に施工する場合は、施工前に剥がしておくとよいでしょう。


基本は2度塗りで完了

施工時に砂やほこりが付着したり、混ざったりしないように、ほうきで表面を撫でて取り除いてください。
砂壁を塗装する場合は、吸い込み防止とアク対策のため、必ずシーラー(下塗り剤)を塗布してください。砂壁はシーラーをすぐに吸収してしまうので、何度も塗ることになり、かなり大変ですので、持ち運びできる容器に塗料を入れておくと、移動しながら施工できるのでおすすめです。


刷毛で縁を塗り終えたら、ローラーで全面を塗ります。塗り終わったら、塗料を乾燥させます。手で触ってみて、少しペタペタする感じがあっても、手につかないようであれば、塗料が乾いている証拠ですので、1回目と同じ容量で再度塗っていきます。砂壁は砂の吸収が良いので、2度塗りが必要です。乾けば完了となります。


接着剤が入っている漆喰と自然素材の漆喰の見分け方

漆喰のには接着剤が入っている漆喰と自然素材の漆喰があります。
接着剤が入っているものは価格が安く、手に入りやすく扱える職人が多いというメリットがあります。しかし自然素材と比べると、不快な臭い、調湿性が低い、化学物質で汚れやすい、強度が弱い、人によってはシックハウス症候群化学物質過敏症を引き起こす可能性がある、などの問題がありますので注意が必要です。


見分け方


コチラの記事でいう、接着剤が含まれている漆喰は、商品のパッケージに放散等級区分表示に【F☆☆☆☆製】と記載されているものを指します。
化学物質を含んでいても自然素材と表現したり、認証を取得しているから自然素材を使っていると謳っている製品も少なからずあります。天然素材と表記されていても、化学物質が含まれていないとは限りません。商品選びの際は注意が必要です。もしご自身で判断がつかない場合は、販売元、製造元などに確認をすることをお勧め致します。


おすすめの漆喰


いかがでしたでしょうか?今回はDIYで漆喰をする方に、事前に知っておいてもらいたい基本の情報をご紹介させて頂きました。特に漆喰の製品選びについては失敗してしまうと、塗り直しなど大変手間がかかってしまいます。
そこで当ブログでは、DIYにおすすめの漆喰製品を紹介していますのでぜひ参考にしてください。

漆喰のおすすめと口コミを紹介します

 

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漆喰のおすすめの塗り方を選ぶ方法

漆喰は、塗り方によってさまざまな表情を見せることができるのが魅力です。さらに調湿効果に加え、結露や部屋の乾燥を防ぎ、家にも体にもやさしい環境を保ちます。
「漆喰を塗る」というのは、気軽なDIYというと難しいイメージがありますが、意外と初心者でも簡単にできます。今回は、その手順や押さえておきたいポイントやおすすめの漆喰塗料などをご紹介します。

 

漆喰はどんな下地に塗ることができるのか?


建築のスタイルが変化して現代において、漆喰の「下地」に何が最適なのか議題に上がります。職人さんからすると「土塗り」の下地が一番いいという意見が多いようですが、現実的なところ、室内でそのような下地は中々なく、ほとんどが「石膏ボード」です。また漆喰塗料を塗るだけでいける場合と、下塗り用が必要な下地もあるのででご紹介いたします。

 

漆喰塗料のみで施工可能な下地


主な例としては、ビニールクロス(壁紙)、古壁(繊維壁・砂壁・京壁・しっくい・土壁)、石膏プラスターボード、などが挙げられます。

 

下塗りも必要な下地


塗った時は綺麗でも、すぐにアクが出来てきてしまうことがりますので、その様なトラブルを防ぐため、下塗りが必要な下地があります。


合板・化粧合板、ブロック・モルタル・コンクリート、ペンキ仕上げ、内装タイルについては下塗りが必要になります。

 

漆喰の仕上げパターンの紹介


漆喰は塗り方によって表情が変わります。人気のある仕上げパターンをご紹介いたします。


コテ仕上げ


漆喰壁の最もスタンダードな仕上げパターンで、塗った痕跡が自然に残る方法です。
この模様仕上げは、初心者でも簡単にでき、個人のセンスを引き出してくれるのが特徴です。柄の付け方でデザインが変わるのが、漆喰壁をはじめとする塗り壁の特徴であり魅力です。そのため、左官業者に依頼する場合は、施工当日に立ち会って鏝(こて)跡の模様を確認することをおすすめします。

 

ハケ引き仕上げ


刷毛引き仕上げは、家庭用品市場で市販されている刷毛などを使って、跡や模様を残す仕上げです。
プロはさまざまな刷毛や道具を用意しているので、使う道具によってさまざまな模様をつけることができます

 

扇仕上げ(模様)


コテで半円状の模様をつける(跡を残す)仕上げ方法です。
漆喰の壁に等間隔で均一に、きれいに跡を残すにはプロの技が必要です。しかし、DIYであれば、自由に好きなように模様をつけることができ、味わい深い仕上がりになります。

 

スパニッシュ仕上げ


この特殊な仕上げ方法は、コテでエッジのような跡を残します。エッジを厚く塗りすぎると、下地が見えてしまうので、これを避けるために、模様をつける前に少し厚めに塗ることをお勧めします。人気のある仕上げですが、初心者には難しく、美しく仕上げるにはプロの左官職人に依頼する必要があるかもしれません。

 

砂壁に漆喰を塗る塗り方

 


砂壁に漆喰を塗るには、どうやって塗れば良いのか、施工するにあたって必要なものは何か?など砂壁に漆喰を塗る方法をご紹介いたします。

 

必要なもの


砂壁に漆喰を施工する場合、マスカーや養生剤、鏝(こて)、鏝板(こていた)の準備が必要になります。また、漆喰の調合液が手に付かないようにゴム手袋を着用することをお勧めします。最後に、砂壁用のシーラーも必要な場合があります。

 

塗る砂壁の状態を確認


まずは壁の掃除から始めましょう。漆喰にホコリが付着していると壁の見栄えが悪くなるので、ホコリは可能な限り除去しましょう。


次に、砂壁の状態を手で触って確認します。ポロポロと多く剥がれ落ちる状態でしたら、漆喰を塗る前に、刷毛である程度除去しておきます。
適切な処理をしないと後でひび割れが発生することがあるので、必ず確認をしておきましょう。

 

シーラーで下塗り


漆喰にシーラーで下塗りしないと、アクが出たり、砂が固まらず、漆喰が割れたり剥がれたりすることがありますので必ず行う様にしましょう。

 

漆喰を塗る


いよいよ漆喰を塗っていきます。
漆喰を塗る前に、柱や鴨居にはマスキングテープを貼り、床にはマスカーを貼って保護します。
塗り方のポイントとしては、まず縁を刷毛で塗り、その後ローラーで塗ります。
漆喰は液体のときと乾いたときとで色が異なります。
そのため、塗りながら乾燥するとムラが出てきますが、気にせず一度塗りをしてください。
少し時間をおいて、触ってみてください。少し濡れたような感触でも、手に付かなければ乾いていますので、その上からもう一度塗ります。
以上2度塗りが終われば完成です。

 

 

塗りやすいおすすめ漆喰


漆喰をDIYでする場合のおすすめの塗料を次のページで紹介しています!

ご自宅の下地がどういったものかを確認したうえで、ご自身の好みに合った色味をお選びください。

 

漆喰のおすすめと口コミを紹介します

 

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漆喰のおすすめと口コミを紹介します

漆喰についてご存じでしょうか?昔の建物だけでなく現代でも漆喰は好まれています。
私も興味が出てきたので、ここでは漆喰を探している方向けに調べた限りの基本的な漆喰の知識をお伝えします。

漆喰の人気はどこにある?

漆喰は壁材に使われていますが、夏は湿気を、冬は乾燥を抑えることができます。
また、漆喰の調湿機能により、エアコンによる結露も防ぐことができ素材自体が呼吸をすることで湿気や乾燥につよく、室内に使用すると適切な湿度をキープできる優れものとされています
また抗菌や防臭といった効果もあるようで、内壁に使用すれば、一年を通して適切な湿度を保つことができるのが人気です。
原料にもともとは珊瑚礁が由来になる消石灰水酸化カルシウム)、接着剤、麻繊維などを原料とする建材です。
なので、漆喰の壁はメンテナンスがしやすく、漆喰の壁がこすれてできたキズは、消しゴムやメラミンスポンジで簡単に補修することができます。飲み物をこぼした場合も、サンドペーパーで軽くこすればきれいになります。
他にも、防炎効果や、発性有機化合物を含まないことで健康面でも安心であるといった多くのメリットがあります。
さらに着色料と混ぜ合わせをする事もできるので好きな色に仕上げることもできるのが人気の理由です。

漆喰のおすすめの塗り方って何だろう?

漆喰を塗るには2つの方法が思いつきます。

1、ハウスメーカーや職人に依頼する

職人さんが漆喰壁を塗った場合の費用は1m2あたり4,000円〜、ビニールクロスの費用は1m2あたり約1,000円と、約4倍もの差があります。例として、6畳のお部屋の壁だとおおよそ6〜10万程度となります。
漆喰は高い!と思う人もいるでしょう。

2、DIYで漆喰を塗る

プロに依頼をすると高いので、DIYでコスト削減!を考えている方もいらっしゃると思います。
DIYで漆喰を使う場合にはホームセンターやインターネットで一般販売されているものの価格は1㎡あたり約1,000円~、下地材も1㎡あたり約1,000円~が相場でした。
これは安い!
ただし、養生用のテープや漆喰を塗るための鏝など、多くの道具が必要です。これらの道具をすべて揃えようとすると、費用は別途発生してしまうのと、仕上がりもプロの職人が塗ったものとは比較にならないはずです。

家の壁を漆喰にした人たちの口コミ

塗った方達の感想は結構ありましたが、大まかに意見がまとまります。

よかった点

・トイレの一面を塗りました。素人なのでプロのような薄さでは塗れませんでしたが、思い切って荒く塗ったらちょうどいい感じに仕上がりました。雰囲気もよく、自分なりに満足しています。
・約3年経ちますが、カビもなく良い状態を保っています。壁紙の上から塗ったのですが、今でも美しい白さを保っています。
・施工前の部屋はカビ臭さを発しており、一日中窓を開けていなければならないほどでした。しかし、漆喰の壁を施工した後は、空気がきれいになりました。まるで屋外にいるような新鮮な空気を感じられ、嬉しくなりました。

悪かった点

・粉で売られている漆喰を自分で練って塗ったたのですが、水分の量を間違えてしまい、3日後に乾いた田んぼのように割れてしまいました。もっと水分を入れておけば割れることはなかったと思います。
・どのメーカーがおすすめかわからず、ネットで探した塗料でDIYをしたところ、ダマになってうまく塗れず・・・。結果職人さんへ依頼することになりました。
こだわりの職人さんだったので私が買った漆喰は使ってくれないので余ってしまい、処分に困りました。。。

漆喰のメーカーでおすすめなのは?違いと比較

漆喰は様々なメーカーが独自の特色を出した商品を出しています。その中でも人気のあるメーカーを4種類ご紹介いたします。

うまーく塗れーる

全国のホームセンで売っているので割とポピュラーな漆喰だと思います。
YouTubeでも使っている人が多かったですね。
売り場に行くとDVDが置いていました。
調べると下塗り材を買う必要がありそうだったので、計算すると意外と高かったです。

ベジタウオール

知り合いの職人さんにはそんなの聞いたことないからやめとけと言われましたが、楽天で売っていたのでポイント的によさそうかなと思いました。
野菜のエキス?が入っていて身体に良さそうな漆喰です。

大和漆喰

調べた中では1番激安の漆喰でした。
粉での販売なのでプロっぽい漆喰?な感じです。
DIYでは練るのが大変かなと。

ロハスウォール

自然素材をやたらと主張している漆喰でした。
道具のレンタルや講習もやっているようなので私のようなズボラな人間にはどうしようかなと思わされる漆喰です。
色々調べていくと面倒になってきたのでここで職人さんに塗ってもらおうかとも考えています。