漆喰初心者の底力

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漆喰はおすすめなのか、身体に悪いのか

新築の家に遊びに行ったりすると、部屋に入った途端、目に違和感があったり、鼻水が出てきたり、頭痛がした。という経験はありませんか?それはシックハウスが原因かもしれません。部屋の塗装などに使われている素材によって、敏感な人は体が反応してしまいます。そこで今回は、魅力的な質感や機能性でよく選ばれる人気の漆喰が、体にどのような影響があるのかをご紹介していきたいと思います。


体に悪い漆喰は自然素材ではない漆喰 


漆喰には調湿、消臭などの効果があるというのは知られています。その反面、漆喰って体に悪いんじゃないの?と言われることもあります。これらの情報に間違いはありませんが、実は漆喰には大きく2つの種類があります。
消石灰+海藻糊+麻スサでできている自然の素材で作られている「漆喰」とは別に、「既調合漆喰」と言われるものがあります。
この既調合漆喰は様々なメーカーが作っており、種類も多く比較的安価に手に入る商品です。もしかするとこちらの方が一般的な漆喰と認知されているかも知れません。
既調合漆喰は、人工接着剤や合成樹脂などの石油系接着剤が使われていることが多く、有害物質が含まれているため、シックハウス症候群化学物質過敏症などの病気を引き起こす可能性があります。また、合成接着剤は20~30年程度で劣化しやすいという欠点があります。

せっかく漆喰を選んだのにも関わらず、既調合漆喰ですと体が悪くなる要素が多く、漆喰のメリットを消してしまいますのでお勧めはできません。        


漆喰の特徴を知らないとストレスで健康によくない


様々な素材の中から漆喰の良さを感じて、いざ部屋を塗ると決めても、そこからもう1つ決めないといけないことがあります。それはDIYをするか職人さんやリフォーム会社に依頼をするかです。ここでも多くの悩まされるポイントがあるのでご紹介します。


リフォーム店や職人の場合 


まず、漆喰を上手に塗れる職人が少ないです。ですので、依頼する際は職人との事前の打ち合わせを細部までしましょう。
可能であれば参考にしている写真を渡して、模様など細かい部分をすり合わせをすることをお勧めします。
そこまでしないと仕上がりが思ったイメージと違うため、壁を見るたびに嫌な気持ちになりますし、もしかするとひび割れしないか?など不安が大きくなりストレスを感じてしまうかも知れません。
また対応できる職人さんが少ないので、依頼してからすぐに施工が出来ない場合もあります。タイミングが悪いと数ヶ月待たされることもあり、なかなか思うように事が進まないということもよくありますので、DIYとはまた違う部分で苦労する事があります。


自分で塗る場合(DIY) 


これは漆喰に限ったことではありませんが、DIYの場合、事前に自分で色々調べた上で必要な用具を揃えたりと、準備の段階で大変です。
そして漆喰の場合、塗り方が非常に重要な部分になってきます。シンプルに塗るだけであれば比較的容易ですが、少し模様をつけたいなどする場合はコテを使って作業をしますが、当然難しい作業になります。
失敗が見つかると再度一面塗り直しになったり、天井や建具などある部分も難しく、想像している以上にストレスのかかる作業となりますので、事前に漆喰について理解することが重要です。

 

漆喰が体にいい理由 


本来の漆喰は、調湿、消臭効果など、体に良いというメリットが多くあります。

ビニールクロスや、接着剤入りの漆喰からは、ホルムアルデヒドなどの有機物によって、シックハウスと呼ばれる病気を引き起こします。
その為、新築やリフォーム後の家では、頭痛、ふらつき、疲労感、湿疹、のどの痛みなど、健康に関わるさまざまな症状を引き起こします。


その点、自然素材の漆喰では、シックハウス症候群の原因となる成分を含まず、むしろホルムアルデヒドを吸着・分解する能力があるため、大変有能な素材といえます。
さらに、カビ、菌、ウイルスの繁殖を防いだり、静電気がたまらないのでホコリも付着しにくいので、アレルギーなどを抑える効果もあり、快適な空間で生活ができます。

 


まとめ


今回は漆喰が体に悪いのか、いいのかについてご紹介させていただきました。本来の漆喰であれば、基本は体によく、メリットも多い素材です。しかし施工するのが大変で、対応できる職人さんも少ないので、クロスなどのように簡単にできるものではないのでストレスがかかります。
また何よりも、接着剤などが含まれている漆喰を選んでしまうと人体への悪影響がありますので、絶対に避けたいところではあります。本記事では、体に悪影響が出ないおすすめの漆喰をご紹介していますので、漆喰を検討されている方は参考にしてみてください。

 

漆喰のおすすめと口コミを紹介します

 

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